プロリーグで
活躍しながら
特別支援教育を学ぶ
- 大学院連合教職開発研究科2年 笹本 穣太郎さん(北陸高等学校 出身)
笹本さんは大学院で特別支援教育を学びながら、ハンドボールチーム「福井永平寺ブルーサンダー」に所属し、プロのハンドボール選手としても活躍しています。
中学生の時、両親の勧めで地元岐阜のクラブチームに参加したことがハンドボールの世界に足を踏み入れたきっかけ。全国大会に出場していた北陸高校ハンドボール部の試合を見て、自分もこのチームでプレイしたいと地元を離れ、福井県へ進学しました。その後、東京の強豪校でハンドボールをしながら教員免許取得を目指していた大学時代、特別支援学校での教育実習で生徒との関わりがうまくいかなかった経験がありました。特別支援教育についてもっと学びたいという思いから、現場で生徒に長期間関わることができる教職大学院の存在を知り、福井永平寺ブルーサンダーからのオファーもあって、大学院とハンドボール、二つの思いを叶えるために再度福井へ。現在は週に2回程度附属特別支援学校へ通い、そこでの課題を大学院へ持ち帰り検討。ハンドボールの練習は平日毎日で、土日のどちらかは試合と忙しい毎日を過ごしています。
大学院での学びを経て「生徒の行動一つひとつにはそれぞれ理由があるということが分かって、それを注意深く観察することができるようになった」という笹本さん。これからもハンドボールの第一線で活躍しながら、大学院での学びを生かせる道を探っていきます。