教育学部 学校教育課程 中等教育コース 理数?生活教育サブコース 技術科専攻 4年
澤﨑隼平さん
今回製作したのは、安価で身近な材料で組み立てた自作のクレーンゲームです。元々はジャンク品であったためX、Y、Z軸しかない状態でしたが、ホームセンターで入手可能な材料や電気部品、マイクロコントローラー(以下マイコン)を駆使して動かすことに挑戦しました。
クレーンゲームの前後左右の移動は、ジョイスティックを用いて制御し操作することができます。また、景品を掴む一連の動作はマイコンによって制御されており、ボタン一つで動作するようにしました。
これらの動作をするためにモータについて調べたり、何度もプログラムを書き直したりするなど紆余曲折はしたものの、試行錯誤しゲームとして遊べるまでのものにすることができました。
製作のきっかけは、研究室に置かれていたジャンク品のクレーンゲームに興味を惹かれ、「動かしてみたい」「どのように動いているのか知りたい」と好奇心を抱いたことでした。製作にあたっては、中学校で学ぶ技術の応用や安価な材料で製作することを意識し、「興味を持ったら誰でも挑戦できる」ものづくりを目指しました。
そこで、本学総合教職開発本部の小林渓太講師の研究室で取り組んでいる、「コンピュータの仕組みが子どもでも簡単に理解できる教材の開発」の一環として、クレーンゲームの制御は、学校の授業でも活用されている福井発のプログラミング教材「IchigoJam」を使用しました。学校で学んでいることの延長線上に社会の製品があることを理解してほしいという想いで製作を進めてきました。
この度、製作したクレーンゲームを日本産業技術教育学会が主催する「技術教育創造の世界(大学生版)発明?工夫コンテスト」のスキルアップ部門に応募したところ、栄えある「学会長賞」を受賞しました。本コンテストは、大学生の教材開発力や創造性の高揚、教師力の向上を目的としており、今回応募した「スキルアップ部門」は技能向上を目的として製作した製品の成果を競う場です。このような場で高い評価をいただけたことは、これまでの活動そしてこれからの活動の大きな励みとなります。
今回製作したクレーンゲームは「ものづくりの楽しさ」を原点とし、今まで培ってきた技術を応用した作品です。さまざまな技術を知り、ものづくりの楽しさに気付けたことは技術科そして工業高校の先生方がご指導くださったおかげです。この場をお借りし、感謝の意を表します。
クレーンゲームの動画はこちら
https://youtube.com/shorts/VtmZoP2vC4Y?si=dd6CFzVNCzbTA1Uu
日本産業技術教育学会に掲載された資料へのURLはこちら
https://jste.info/contest/2025_result/#gsc.tab=0
改めまして、製作にあたり多大なるご指導、ご鞭撻を賜りました小林渓太講師、塚本充教授、石川和彦准教授、守田弘道准教授、そして私の出身校である武生商工高等学校の先生方には深く感謝申し上げます。