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子ども会活動に貢献「福井県青少年地域活動奨励賞」を受賞

(写真左から)田辺さん、中嶋さん

教育地域科学部 学校教育課程 3年

田辺のゆきさん、中嶋勇貴さん

田辺さんと中島さんが、2017年5月20日に受賞した、福井県教育委員会の「青少年地域活動奨励賞」は、地域に密着した青少年の健全育成促進および県内の子ども会活動の振興を目的としています。地域の子ども会運営をサポートする各市町村の「ジュニアリーダー(中学生や高校生)」、ジュニアリーダーの支援を行う福井県の「ユースリーダー(大学生や社会人)」としての活躍がたたえられた二人に、これまでの活動や今後の抱負などを語っていただきました。

※田辺のゆきさん(以下、田)、中嶋勇貴さん(以下、中)

ジュニアリーダー、ユースリーダーを始めたきっかけを教えてください。

(田)友達に誘われたのがきっかけです。元々子どもが好きだったので、楽しいだろうなと思って高校1年生の時に、地元の美浜町のジュニアリーダーになりました。大学に入ってからは、いろんなことに挑戦したいと考えていたので、ユースリーダーをやっている先輩と知り合ったことをきっかけに、1年生の終わり頃から参加するようになりました。学部の授業に、学生と地域の小学生らが共同してプロジェクトを創る「探求ネットワーク」というプログラムがあって、小学生の子どもと接する機会は多いですが、ユースリーダーでは、それより学年が上がった中学生とか高校生の指導が中心になり、いろんな年代とかかわれるっていう意味でも良い経験になると思って参加しました。

(中)私の地元の大野市では、当時、ジュニアリーダーになる人が誰もいなくて、それなら友達と一緒にやってみようかと思い、中学1年生の時に始めました。子どもとともに活動するというより、道路の掃除とかお祭り後のゴミ拾いなどの奉仕作業が多かったです。当時、大野市では、高校生はジュニアリーダーをやっていなかったので私もやらず、大学生になり、また子どもにかかわりたいと思って、ユースリーダーに参加するようになりました。私の場合は、大野市の子ども会にも所属して活動しています。

これまでの活動の中で、特に心に残っていることを教えてください。

(田)ジュニアリーダーの時に、美浜町で毎年夏に開かれる「こども夜祭り」の運営のお手伝いをしたことです。祭りのテーマを考えたり、地区の小学生に向けて夜店の出店を募集したり、当日の司会をしたりしました。大きな行事の1つなので完全に対等とまではいきませんが、大人と話し合い、子どもの意見も聞いてもらえるという場が貴重で良い経験でした。

(中)色々な人と出会えたことが心に残っています。中学生の時に参加したジュニアリーダーの研修で、班ごとに、レクリエーションを1つ作るプログラムがあったんですが、話し合いの進行やまとめ方がうまい高校生の先輩がいて、すごいなと思ったんです。他にもいろんな先輩がいて指導方法も様々で、自分はどうすべきかと悩んだりもしました。怒ったりするタイプではないので、活動の中で気が付いたそれぞれの良いとこ悪いところを、寄せ書きのコメントなどの文章で伝えるのが好きですね。

今回受賞してのコメントをお願いします。

DSC_3220up(田)ユースリーダーになってからも学ぶことがたくさんあるので、今はジュニアリーダーに教える立場ですが、自分もまだまだいろんなことを学びたいです。子どもたちと一緒に学んでいきたいですね。

(中)県のユースリーダーをやって満足せず、地元の大野市での活動も頑張っていきたいです。実は、今の大野市のジュニアリーダー2人は、高校生になっても続けてくれているんです。中学生や高校生と仲良くなり、大人とも話し合いながら、大野市でも少しずつ活動の場を広げていけたらいいなと思います。

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