工学部 応用物理工学科 3年
中川 弥さん、浅見 祥宏さん、翆 勇弥さん
星を観察するだけではなく、宇宙に近づくプロジェクトに挑戦してみたいと考え、思いついたのは「スペースバルーン」。直径2メートルの気象観測用のバルーンに無線機やカメラの入ったボックスをつけ、地上から上空2万メートルの成層圏に達するまでの景色を撮影するものです。
プロジェクトの始動は昨年の4月。顧問だった故芹生正史准教授から指導を受け、リードがついたバルーンを地上から打ち上げては、落下させる練習を繰り返したほか、搭載した機器類が高空の低温環境で動作するかの実験はドライアイスを入れた発泡スチロール箱の中で行いました。
「自分たちの力で宇宙を撮影したその景色が見たい。この気持ちがプロジェクトの源」と代表の浅見さんは話し、8月下旬の打ち上げを目指しています。