福井大学医学部附属病院は12月17日、臨床大講義室と手術部において、「外科手術体験セミナー」を開催しました。
外科医を志す学生が減少しているなか、高校生が直接、医療現場を体験することで外科医の仕事や医療に対する興味を抱く機会を与えることを目的に開催しています。10回目の今回は、県内12の高校から1年生47名が参加しました。
セミナーは、臨場感を味わってもらうために普段医師が使用しているものと同じ手術着に着替え、実際の手術室を使用して行いました。
受講生は、6~7名ずつのグループに分かれ「電気メスや超音波メスを使った鶏肉の切開体験」や「腹部に見立てたトレーニングボックスを使用しての鉗子(かんし)操作」など7種類のプログラムを順に体験しました。
閉講式では、受講生一人一人に修了証を交付し、受講生からは「普段出来ない貴重な体験ができ、参加して本当に良かった」「医学部を目指す決心がついた」等の感想が寄せられ有意義なセミナーとなりました。