福井大学医学部附属病院は12月22日、「外科手術体験セミナー」を開催しました。
全国的に外科医不足が進む中、高校生に外科医の仕事や医療に対する興味を抱いてもらおうと、平成19年から開催しています。12回目の今回は、県内12の高校から1年生49名が参加しました。
初めにコースディレクターから、外科医の仕事に関する説明と実際の手術映像を用いた講義を受けセミナーに臨みました。手術室では、普段医師が使用しているものと同じ手術着に着替え、手洗い体験、電気メス?超音波メスを使った鶏肉の切開体験、手術用の縫合糸を用いた縫合?結紮体験、縫合器材を使った縫合切離体験、内視鏡手術の鉗子操作体験を7つのグループに分かれて行い、指導医の説明を聞き、取り組みました。
内視鏡手術の体験では、モニターを見ながら鉗子でビーズをつまんで移動させる操作をタイムトライアルで行い、ゲーム感覚で楽しみながらも、真剣に取り組む姿が見られました。
また、医師や看護師との懇談の場では、医療現場の話や医師としてのやりがいなどについて質疑応答が交わされました。
セミナー終了後に、「医師を目指すモチベーションアップになった」「数年後、同じ現場で働きたい」等の感想が聞かれ、将来へのイメージをふくらませることが出来たようです。