福井大学男女共同参画推進センターは、男女共同参画推進や女性研究者の支援を目的にしたシンポジウムを11月13日に学内のアカデミーホールで開催、教職員ら約40名が参加しました。
上田孝典センター長が「『ワーク?ライフ?バランス』を進めるには、男女が共同して望むべき調和を作り出していかねばならないと認識しています。有意義なシンポジウムになることを期待します」と開会挨拶、お茶の水女子大学大学院文化創成科学研究科の斎藤悦子准教授が「生活時間調査からみる福井県のワーク?ライフ?バランス」と題して講演しました。生活時間の男女別の違いについて福井県と全国を比較し、生活経済学におけるとらえ方としては女性のワーク(家事を含めた労働時間)が長いことを福井県の特徴として指摘。9時―5時勤務体制の推進など、お茶の水女子大学で取り組むワーク?ライフ?バランス実現の具体策も披露しました。
続いて、仕事と家庭の両立をテーマにパネルディスカッションが行われ、福井大学の佐藤直樹特命助教、福井県民生活協同組合管理部部長内麻 良恵さん、NPO法人パパジャングル代表の荒巻仁さんら3人が、両立支援や父親の子育てなどについて議論しました。
男女共同参画推進センターでは、今後も県内外の関係機関と連携を強め、啓発活動に努めたいとしています。