福井大学災害ボランティア活動支援センターでは、災害ボランティアへの理解を深めることを目的に講演会を毎年開催しています。今回は福井大学附属国際原子力工学研究所安田仲宏教授を講師に、「福島へ行こう。―福島を知り、福井での備えをする―」と題した講演会を開催し、同大教職員、学生及び一般市民約50名が参加しました。
安田教授は、福島原子力発電所事故発生時、放射線医学研究所(放医研)に所属しており、現地で事故対策に従事。講演では、福島県のこれまでの状況や放射線についての基礎知識、現在携わっている研究について紹介し、「福島県はやはり放射線の影響で復興が遅れている。正しい放射線の知識を持って福島支援にも関わってもらえれば。」と話し、「防災のキーワードは『想像』」。これまでの経験や活動を踏まえ、想像することで今後の災害にも備えてほしい。」と、将来の災害に備えることの重要性を訴えました。