今年度福井大学では、多くの人が訪れる大学祭期間中に工学部限定の「工学部ミニ?オープンキャンパス」を開催しました。このオープンキャンパスは工学部の学生らが、本当に好きな学問や将来の展望に沿った学問に取り組むことの大切さについて大学生活のなかで痛感したことを、これから進路選択をする高校生に伝えたいと自らが企画?運営したもので、工学部全8学科の教員による模擬講義が行われました。模擬講義には延べ154名の高校生や保護者が参加しました。
模擬講義には工学系志望者に様々な学科を比較して適性を見定めてもらおうという高大接続の目的もあり、普段通りの専門科目の内容で講義が組み立てられ、どの講義でも覚えるだけでなくなぜだろうと考えることが重要だと伝えられました。講義を体験した高校生は学ぶ姿勢や楽しさを知り「難しかったがより興味が増し、もっと勉強を頑張ろうと思った。」「数学や物理の基礎は覚えるだけでは駄目。疑問を追求する精神が必要だと感じた」といった感想が挙がっていました。