福井大学では、毎年、福井県内を中心とした産業界との技術交流、共同研究の促進を目指す「FUNTECフォーラム」を開催しています。
1月22日に開かれた今回のフォーラムには、県内を中心に約200社の企業でつくる産学官連携本部協力会会員や行政機関関係者など約150人が参加しました。第1部のシーズ発表会では、福井大学が持つ特許技術を生かした事業の試作品や研究を紹介するブースが設けられ、訪れた参加者が研究者と意見交換を行いました。
その後、開かれた全体会議で福田優学長は、「これからも産学官が連携し、産業をより強固にすることで、産業の発展に寄与したい」と挨拶しました。産学官連携本部協力会の田中保会長は、「協力会に参画する企業は200社を超え、今後も地域発イノベーションの継続的発展と人材育成に向けて、協力していきたい」とこれからの連携強化に意欲を示しました。
会議では、前田工繊株式会社の前田征利社長が「世界で生き抜くために」と題し、講演したほか文部科学省や経済産業省の担当者が支援事業についての説明を行いました。