本学医学系部門循環器内科学の夛田浩教授は、福井県が県版ミニ?ノーベル賞と位置づける「福井県科学学術大賞」を受賞し、3月27日福井県国際交流会館で杉本達治知事から表彰を受けました。
同賞は、県内の科学技術開発または学術研究に携わり、県の発展に大きく貢献した個人またはグループに対し贈られるもので、本学は4年連続11人目の大賞受賞者輩出となります。
突然の動悸、眩暈、失神を起こし時には死をももたらす不整脈は、1992年頃まで抗不整脈薬による対症療法が唯一の治療法でした。夛田教授は、難治性不整脈に対するカテーテルによる焼灼(アブレーション)の方法を確立し、不整脈疾患にはカテーテルアブレーション、植込み型ペースメーカおよび植込み型除細動器(ICD)を、心不全には心臓再同期療法(CRT)を、そして虚血性心疾患(冠動脈疾患)には経皮的冠動脈形成術(PCI)を、と最先端の治療法の実用化と普及に貢献したことが評価され同賞受賞となりました。
夛田教授は「福井県の大きな賞を受賞でき非常に嬉しく思います。今後も体に気をつけて研究に励みたい」と受賞の喜びと今後の抱負を語りました。
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福井大学 医学系部門医学領域病態制御医学講座循環器内科学 夛田浩 教授
https://r-info.ad.u-fukui.ac.jp/Profiles/10/0001000/profile.html
表彰式の様子
杉本知事から表彰状を受ける夛田教授
夛田教授