本学地域創生推進本部附属創生人材センターと附属嶺南地域共創センターは1月20日、今年度の活動を報告するシンポジウムを開催しました。本シンポジウムは、福井大学文京キャンパス(嶺北会場)と若狭町のリブラ若狭(嶺南会場)をオンラインで結び、県内自治体関係者や本学教職員、学生ら約80名が参加しました。
開会にあたり、嶺北会場から内木宏延学長が、本学が進める社会共創の考え方について説明しました。内木学長は、大学の研究成果や人材を地域や産業の現場と結びつけ、教育?研究と地域課題の解決を同時に進めていくことの重要性に触れ、今後も自治体や企業と連携した実践的な取り組みを推進していく方針を示しました。続いて、嶺南会場から地域創生推進本部の米沢晋本部長が、両センターを軸に展開する今年度の事業概要を報告しました。
創生人材センターの取り組み発表では、大学院工学研究科 経営?技術革新情報工学研究室の学生が参画した、鯖江市や敦賀市、プロバスケットボールチーム「福井ブローウィンズ」などと連携したプロジェクトを紹介。学生が地域や自治体などと協働し、調査や分析、企画立案を通じて、現場の課題解決に取り組んでいる状況を報告しました。
嶺南地域共創センターの取り組み発表では、嶺南地域をフィールドとした複数の実践を報告しました。工学部知能システム工学講座の築地原里樹講師は、ウメ樹の三次元モデル化と樹構造解析に関する研究を紹介。ウメ樹の形状や枝ぶりを三次元データとして取得?解析することで、樹木ごとの生育状況や収量を定量的に把握でき、今後の梅の価格決定プロセスの自動化への応用可能性について説明しました。
参加した自治体関係者からは、「学生が最新技術と地域課題の双方に向き合いながら学ぶ機会を継続してほしい」「研究成果の社会実装に向けた早期の情報共有のため、日常的なコミュニケーション強化を図りたい」など、期待が寄せられました。
両センターは今後も、地域との共創を通じて持続的な地域づくりに貢献していきます。