大学院工学研究科機械工学専攻 鞍谷 文保教授は株式会社大阪合金工業所、株式会社小出製作所及び公益財団法人応用科学研究所との産学官連携により、米国、カナダ、スイスの3企業で主に製作されている寡占体制にあった打楽器「シンバル」を純国産で製造することを目指し、研究開発を行ってきました。その成果が認められ、一般財団法人 素形材センターから第2回素形材連携経営賞の最優秀である 経済産業大臣賞を今月1日に受賞しました。
11月18日には県内の報道関係者に対し、記者レクを行いました。連携に加わったメーカー2社と大学、研究所の4者代表が、実際に音響分析を行った福井県工業技術センターの無響室に集まり、製品と機材のデモンストレーションと説明を行いました。鞍谷教授は、この連携を大切にしながら、それぞれの個性に響くシンバルを実現し、海外市場に挑んでいきたいとしています。