福井大学は、平成25年7月23日に富山市で開催された「平成25年度蓄熱のつどい」において、一般財団法人ヒートポンプ?蓄熱センターより感謝状を贈呈された。
一般財団法人ヒートポンプ?蓄熱センターでは、毎年7月を「蓄熱のつどい」と提唱し、ヒートポンプ?蓄熱システムの普及促進に努めており、その中でヒートポンプ?蓄熱システムの普及に貢献した企業や団体等に、「育てる」「拡める」「活かす」の3分野で感謝状を贈呈している。この度、本学は「拡める」の分野で感謝状を授与することになった。
福井大学は、文京キャンパスにおける建物新営や大型改修時の空調設備新設?更新に、高効率ヒートポンプ+氷蓄熱システム(エコアイスミニ)を導入し、電力平準化を図りつつ、省エネ?省CO2?省コストを図ってきたことが評価された。
2003年のISO14001(国立大学初の取得) 認証に基づき、教育?研究の活性化と省エネの両立という二律背反となる困難な命題を抱えながらも、積極的に省エネルギーの実現に挑戦している。また、地球温暖化対策として、福井大学地球温暖化対策推進計画を立案し、CO2排出量の削減目標の基準年度を2004年度とし、2008年から2012年の削減対象期間において、12%(2900t-CO2)の削減を目指した結果、目標を上回る20%超(約5100t-CO2)の削減を実現した。
地球温暖化がますます進行しつつある現状において、更なるCO2削減に取り組みつつ、教育?研究の活性化の両立を図ることが、社会に対する大学の責務と考えている。