福井県内の地域医療充実を図るため、平成22年4月から4年間、福井県から地域医療再生臨時特別交付金の寄附により、医学部に「地域医療推進講座(寄附講座)」を設置します。寄附総額は、3億円を予定しています。同講座では、県内の地域医療の充実を図るため、魅力ある研修システム及び医師派遣システム等に関する研究?構築を目指すとともに、その研究成果を普及させ、地域に必要な医師の確保等、福井県の地域医療の推進に寄与することを目的としています。
3月24日、福井県庁での締結式では、旭信昭福井県副知事、上田孝典医学部長により協定書が交わされました。上田医学部長は、「寄附講座の活動を通して、福井県の地域医療の充実に一層協力したい」と述べました。また、同講座専任教員に就任予定の寺澤秀一教授は、「臨床医師教育は、大学の中だけではなく、地域病院とともに医師を育てることがこれから重要となる。地域の病院に積極的に出向き、出前講義により医師を支援したい」と今後の抱負を語りました。