福井大学では、10月18日、文京キャンパスで「元気プロジェクトまつり」を開催しました。工学部が掲げる理念「『夢を形にする技術者Imagineer』の育成」をめざした選択科目の一つで、学生が主体となっている「学際実験?実習」の活動成果の、地域への発信として04年度から始まりました。当日は多くの親子連れや中高生が集まり、大人も子どもも一緒に楽しむ姿がみられました。
超電導の実験、ソーラーカー体験、マイクロフローラ作りや使用済みのパソコンの解体など、約40もの多彩なプログラムや展示が催されました。話題の「ノーベル賞」コーナーでは、福井出身の南部さんが受賞した「自発的対称性の破れ」を大学院生が説明したり、化学賞を受賞した下村さんが発見した「緑色蛍光タンパク質」が暗所で光る様子も見ることができたりと、注目を集めました。このほか、行列ができるコーナーもあるほどの大変な盛況ぶりを見せ、参加者は「科学の秋」を満喫していたようです。
今回のまつりで、学生?教員ひいては大学の「元気」の輪が広がり、大学と地域との交流がさらに深まった楽しい1日となりました。