午後11時に福井県を震源とする震度6の地震が発生、さらに、A棟南病棟4階で火災が発生した想定で行いました。全館に地震と火災発生を放送。緊迫した雰囲気の中、救急部当直の森田浩史医師の指示の下、職員食堂に臨時災害対策本部を設置し、南病棟4階では、当直医師と看護師らが消火器と補助散水栓を使って初期消火の手順を確認しました。
今回の訓練では初めて、附属病院から2キロ圏内に居住する看護師宿舎や丸岡宿舎などの教職員を参集し、24名が臨時災害対策本部からの指示を受け、外来ホールなどの被災状況や傷病者を受け入れるトリアージエリアの確認などのミッションを遂行しました。
訓練終了後、大嶋勇成病院長が「災害派遣医療チーム(DMAT)登録メンバーを基点に、各部署が災害時の活動を学び、誰もが実質的な動きが出来るよう繰り返し訓練を行うことが重要です」と総評を述べました。また、松岡地区では地震発生に伴い、福井大学安否確認システム「ANPIC」を用いた職員の安否確認も併せて実施し、職員一人ひとりの災害に対する意識を高めました。