本学は、駐日チェコ共和国大使館からの依頼を受けて、5月10日から10日間、明治期以来の日本とチェコの百年間の外交?経済?文化?学術分野における交流の歴史の企画展「チェコ共和国と日本の交流百年史バナー特別展示」を学生交流センター1Fのプロジェクトラーニングスペースで開催しました。
この機会を学生交流に生かすため、5月18日、学術協定校であるチェコ共和国のPalack? University Olomouc(パラツキー大学オロモウツ)とオンライン学生交流会を行い、両大学から計56名の学生や教職員が参加しました。
開会挨拶では、パラツキー大学人文学部アジア学科のヴィット?ウルマン教授が流暢な日本語で、厳しい世界情勢の中で両大学が交流する意義を述べ、参加者全員が本交流会の重要性を共有してプレゼンテーションに臨みました。
本学のプレゼンテーションでは、工学部建築?都市環境工学科3年のイブス?ペテモヤさんが同学科の山田岳晴講師と制作した丸岡城の取材動画を用いて、城の特徴や福井の伝統建築について解説しました。国際地域学部3年の真栄田梨沙さんと河合春奈さんは、福井の観光、料理などの文化と福井の幸福度について、同学部4年の市川美優さんは、日本語におけるオノマトペのカタカナ表記を含めた日本語のユニークさについて発表しました。
パラツキ―大学からは、Radek Pazderka(ラデク?パズデルカ)さんが、モラヴィアの古都オロモウツの歴史とランドマーク、アジアとの関係などについて発表。David Grant(デビッド?グラント)さんは、チェコと日本の伝統と祭りについて美しい写真を交えて説明しました。
いずれの発表も参加者の高い関心を集め、積極的な質疑応答が交わされました。最後に明石行生国際センター長は「今後も学生交流を継続するとともに研究交流も進めたい。そのためにもオンライン交流会の継続が必要です」と挨拶し、今回のオンライン学生交流会を閉じました。
本学では今後もオンラインなどを活用し、積極的な国際交流を深めていきます。