マラヤ大学との共同セミナーを開催しました

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 2月21日、本学工学系部門?建築建設工学講座 明石行生教授がリーダーを務める研究ファームのプロジェクト「地方都市における避難所の評価指標の構築」のメンバーである本学教員及び学生とマレーシア?マラヤ大学の教員の計12名が参加し、共同セミナーを開催しました。
 本学からは建築建設工学講座の裵敏廷助教、医学系部門?看護学講座の酒井彰久助教、工学研究科建築土木コースの2年生の横式玲央さん、マラヤ大学からはNik Elyna博士とYong Adilah博士の発表がありました。横式玲央さんは、災害時に自宅から避難所までの道路上の距離から避難の容易さを評価する指標を開発し、ケーススタディとして福井市に適用しました。酒井彰久助教は、看護師として避難所を支援した経験から、避難所のごみ捨て場の衛生管理、プライバシー保護の観点からパーティション設置の可否判断のマニュアルの設定、感染予防の徹底、食事の質の向上などの課題を示し、建築分野の研究者と連携して改善策を模索する必要性を訴えました。また、マラヤ大学建築環境学部のNik Elyna博士からは近年深刻な洪水被害があるマレーシアにとって、緊急避難センター(TRC)の設置の重要性と課題を紹介し、避難所の収容人数を確保するために、公共施設をTRCとして利用するための基準と仕組みづくりが必要だと話しました。
 本学は今後も国内外の研究機関と連携し、共同研究を進め、社会課題の解決を目指します。

│ 2023年3月2日 │
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