本学医学部は、昨年度福井医療大学保健医療学部との交流と協力を推進し、教育研究の充実を図るため協定を結んでいます。この協定を受け、7月6日、7日、本学医学部医学科5年次生119名 が、福井医療大学保健医療学部リハビリテーション学科を訪問。本学医学科生が地域包括ケアを理解し、将来の医療現場で協働する両者の交流を行うため合同で実習を行いました。
実習の前にガイダンスが行われ、福井医療大学の小林康孝副学長が「いろんな分野のスペシャリストが、連携して医療を支えている。医師を目指す皆さんは、今回の実習で理学療法士?作業療法士?言語聴覚士が何をしているのか知っていただきたい」と本学学生に話しました。
本学学生は、基礎運動治療技術学、義肢?装具学など6グループに分かれ、それぞれ福井医療大学生と合同で受講。福井医療大学の作業療法学専攻 川端香准教授が担当する心理社会機能評価演習Ⅱでは、青年および成人の知能を測定するウェクスラー成人機能検査を行いました。
本学学生からは「自分たちが知らない事を学べて良かった」「将来仲間になるかもしれない福井医療大学生と交流を持て、とても良かった」福井医療大学生からは「福井大学医学部生の学びの一部に触れることが出来て参考になった」などの感想が聞かれ、指導した本学地域医療推進講座の山村修教授は「医療は多職種から成るチームで行うことが多く、職種間の相互理解は欠かせない。しかし臨床現場にでるまでに他の職種のことを知る機会は少ない。今回の実習が、相互理解のきっかけになることを強く願う」と話しました。
本学では、今後も地域に必要とされる実践的な医療教育プログラムを行っていきます。