今年で9回目となる福井大学医学部附属病院の「外科手術体験セミナー」が11月7日に臨床大講義室及び手術部において開催され、福井県内の10高校から1年生40名が実際の手術室で実習しました。
医師不足が進む中、尊い人命を救う外科医の仕事に触れ、一人でも多くの生徒たちに外科医の仕事や医療に対する興味を抱く機会を与えられることができればという思いで企画、病院、医療に対する理解、地域から愛される病院づくり、内視鏡外科手術の普及、認知度の向上を目指しています。
受講生は、消化器外科の五井孝憲コースディレクターの講義を受けた後、6~7名の6グループに分かれて手術部に移動し、手術着に着替えて6つのコースを体験しました。
特に「超音波メスによる鶏肉の切開体験」や「トレーニングボックスを使用した鉗子操作体験」のタイムトライアル等に関心が高く、楽しみながらも真剣に取り組んでいました。
閉講式では一人ひとりに修了証が手渡され、受講生から「一層、医者になりたいという気持ちが強まった」「これから勉強して必ず医学部に入り、病気の人を一人でも多く助けたい」といった感想も寄せられ有意義なセミナーとなりました。