本学医学部産科婦人科学の吉田好雄教授は、福井県が県版ミニ?ノーベル賞と位置づける「県科学学術大賞」を受賞しました。この賞は、県内において科学技術の開発または学術研究に携わり、県の発展に大きく貢献した個人またはグループに対し贈られるもので、本学は3年連続の大賞受賞者輩出となります。
吉田教授は、婦人科疾患の臨床において世界で初めて画像と血液による新たな子宮肉腫の診断法を開発したことが認められ大賞を受賞。従来の腫瘍の一部を摘出する診断法に比べ、筋腫か肉腫かの診断が難しい状況下で不必要な手術を減らすことで患者の身体的負担軽減を実現しました。また、子宮肉腫の肺への転移のメカニズムも究明しました。
吉田教授は「受賞できたのは、多くの研究仲間と医局の皆さんのおかげです。研究そのものは道半ばですが、若手研究員に引き継いで多くの患者さんを救っていただきたい」と受賞の喜びと今後の抱負を語りました。
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医学系部門 医学領域 器官制御医学講座 産科婦人科学 吉田好雄 教授
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