2月23日、本学は、2月17日~23日のアレルギー週間にあわせ「正しく知って、楽しく生活」と題し、文京キャンパスのアカデミーホールでアレルギーと感染症に関する公開講座を開催しました。本学のアレルギー専門医と米国の感染症専門医が登壇し、会場参加で80名が聴講し、WEBアクセスが276件ありました。
講演では、小児科学の安冨素子講師が乳児のアレルギーマーチについて講演。「アレルギーマーチは、アレルギー反応が年齢と共に変化していくことを言い、乳児期の湿疹はアレルギーマーチ入り口の1つで、重症度が高いとアレルギー疾患の合併リスクを上げる。治療を続けながら離乳食開始を遅らせないことが重要である」としました。他にも気管支ぜんそく、花粉症、食物アレルギーなど盛りだくさんな内容の講演を行い、参加者は興味深く聴講しました。
また、コロナ禍で、米国の第一線で活躍したヒューストン?メソディスト病院の兒子真之医師が「米国での感染症の現状」と題して、米国におけるCOVID-19後遺症と今後のワクチンの役割について講演。まずは、COVID-19に罹患しないこと、もし罹患した場合の後遺症を軽減する可能性を高めるため、今後もワクチン接種を行うことが重要であるとしました。
参加者からは「身近なアレルギーのわからなかったことが随分と解消された」「COVID-19の米国での情報を知ることができ、良かった」などの感想が聞かれました。
本学では、今後もアレルギー治療などに関する最新情報の発信を行っていきます。この講演の模様は、アレプロHP(https://alle-pro.med.u-fukui.ac.jp/introduction/know-correctly/)で公開しています。
研究者情報はこちら
医学系部門 医学領域 感覚運動医学講座 耳鼻咽喉科?頭頸部外科学 藤枝重治 教授
https://r-info.ad.u-fukui.ac.jp/Profiles/12/0001121/profile.htm
医学系部門 医学領域(附属病院部) 小児科 大嶋勇成 教授
https://r-info.ad.u-fukui.ac.jp/Profiles/9/0000809/profile.html
医学系部門 医学領域 病態制御医学講座 内科学(3) 石塚 全 教授
https://r-info.ad.u-fukui.ac.jp/Profiles/8/0000757/profile.html
医学系部門 医学領域 感染症学講座 酒巻一平 教授
https://r-info.ad.u-fukui.ac.jp/Profiles/18/0001793/profile.html
医学系部門 医学領域(附属病院部) 医学研究支援センター 坂下雅文 講師
https://r-info.ad.u-fukui.ac.jp/Profiles/18/0001792/profile.html
医学系部門 医学領域(附属病院部) 小児科 安冨素子 講師
https://r-info.ad.u-fukui.ac.jp/Profiles/22/0002117/profile.html
医学系部門 医学領域(附属病院部) 耳鼻咽喉科?頭頸部外科 加藤幸宣 助教
https://r-info.ad.u-fukui.ac.jp/Profiles/17/0001695/profile.html