3月25日、在スロベニア共和国日本国大使館の吉田晶子特命全権大使が来学し、上田孝典学長を始め、永井二郎国際担当副学長、明石行生工学部長、工学系部門の髙橋泰岳教授らと会談しました。
2021年の東京オリンピック以来、福井市ではスロベニア共和国と交流を推進しており、本学も、同国の大学と全学レベルでの交流?連携を目指しています。今回の吉田大使の訪問は、その一環によるものです。
始めに、上田学長から本学の現状と取り組みについて紹介があり、続いて永井副学長から、これまでの同国との交流の歩みについて説明がありました。特にAI?ロボティクス分野における研究交流を軸に展開していることについて、吉田大使からは、同国は人口規模の小さい国だが研究水準が非常に高く、ロボティクスや半導体等の高付加価値技術を有する日系企業が進出していることからも、今後の発展が期待できるとの発言がありました。また、髙橋教授から、株式会社ネスティの支援を受けて、今年の3月より同国のリュブリャナ大学で工学系部門の築地原里樹講師が行っている農業用ロボットに関する共同研究について紹介があり、吉田大使は、社会実装を見据えた研究内容であることに関心を示されました。明石学部長から、松島浩道前大使の口添えによりリュブリャナ大学との交流が進展したことに触れ、引き続きご支援いただきたいとの発言があり、今後の協力関係の継続を確認しました。さらに、エネルギー分野における連携可能性等、熱のこもった意見交換が行われました。
吉田大使ご訪問を機に、スロベニア共和国とのさらなる交流?連携活動を推進していきます。